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NEC、ビッグローブ売却を発表

2014年1月30日 19:10

 NECは、子会社のインターネット接続サービス会社「NECビッグローブ」の保有株式全てを投資ファンドに売却すると発表した。

 NECは現在、ビッグローブ社の株式の78%を保有しているが、これを投資ファンドの「日本産業パートナーズ」に全て売却する。3月末までに譲渡を完了する予定で、売却益の270億円を今年度の特別利益に計上する。

 NECは1996年にインターネット接続サービスを開始し、2006年にこの事業を独立させる形でビッグローブ社を設立した。現在は300万人の利用者がいる。しかし、スマートフォンの普及などで、主にパソコンを対象にしたインターネット接続サービスの事業環境は厳しくなっており、売却を含めた新たな事業展開を模索していた。