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参院本会議で代表質問 靖国参拝をただす

2014年1月29日 13:07
参院本会議で代表質問 靖国参拝をただす

 国会は29日、参議院本会議で安倍首相の施政方針演説に対する各党の代表質問が行われている。

 安倍首相が靖国神社を参拝した事について、民主党の神本美恵子議員は「憲法が定める政教分離の原則に違反するのではないか」とただした。

 神本議員「総理は『内閣総理大臣 安倍晋三』と札をかけた花を参拝前に奉納され、その後、昇殿・参拝されました。こうした行為は、憲法に照らし、政教分離の原則に違反する可能性があります」

 安倍首相「参拝は私人の立場で行ったものであって、また、供花代を公費から支出しておらず、憲法の政教分離原則に反する可能性があるとのご指摘は当たりません」

 さらに神本議員は、安倍首相の靖国参拝について「中国・韓国との関係改善の歩みを始めるべき時にその機会を自ら潰した」と批判した上で、両国との首脳会談実現に向けた取り組みをただした。これに対し、安倍首相は「私から中国・韓国に積極的に働きかけている。困難な課題があるからこそ、前提条件をつけることなく率直に話し合いを行うべきだ。私の対話のドアは常にオープンであり、両国にも同様の態度を求めたい」と述べた。