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日本、コバルトリッチクラストの探査権獲得

2014年1月27日 18:23
日本、コバルトリッチクラストの探査権獲得

 レアメタルなど有用な金属を含む鉱物資源(=コバルトリッチクラスト)について、南鳥島(東京・小笠原村)沖の公海域での探査権を日本が獲得し、契約調印式が行われた。探査権が与えられるのは世界で初めて。

 コバルトリッチクラストは、コバルトやニッケルなどのレアメタルを含む、深海にある鉱物資源。公海上の鉱物の権利は、国際海底機構が管理しているが、27日、日本政府から委託を受けたJOGMEC(=石油天然ガス・金属鉱物資源機構)が、南鳥島の沖約600キロで探査する権利を与えられた。契約期間は15年で、今後、JOGMECは商業化に向け、環境への影響や掘削や引き上げ方法の研究などを行う予定。

 コバルトリッチクラストの探査権が与えられるのは、日本が世界で初めてだという。