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告示後初の週末 各自のスタイルで支持訴え

2014年1月25日 20:15
告示後初の週末 各自のスタイルで支持訴え

 猪瀬直樹前都知事の辞職に伴う東京都知事選挙は25日、23日に告示されてから初めての週末を迎え、候補者達は人が多く集まる場所で演説を行うなどそれぞれのスタイルで支持を訴えた。

 日弁連前会長・宇都宮健児候補(共産・社民推薦)「原発のない社会を東京から発信します。東京も変われば、必ず日本も変わります。東京都知事選で勝利して、安倍政権にストップをかけましょう」

 元航空幕僚長・田母神俊雄候補「緊急事態の災害救助の体制をつくる上で、私の自衛隊における経験はたぶん、他の候補を圧倒しているのではないかと思います。アベノミクスと連動して、東京の景気回復にまず全力を尽くします」

 元厚労相・舛添要一候補(都・自民、都・公明推薦)「なんとしてでも東京を世界一住みやすい街にしたい。そして福祉が進んだ街にしたい。史上最高の東京オリンピック、パラリンピックにしたいと思います」

 元首相・細川護熙候補「脱原発、原発を即ゼロ、再稼働させない。日本を世界の自然エネルギー大国のトップとして、そういう状況というものを作っていかなければダメだと思います」

 発明家のドクター・中松候補は「海外からの、東京のイメージを回復させ、減税して都民の生活を守りたい」と訴えた。

 起業家・家入一真候補は、インターネットサイトを通じて、「自分が引きこもりになった経験から、いじめを受けた学生などの居場所を作りたい」と訴えた。

 この他にも、ひめじけんじ候補(自営業)、鈴木達夫候補(弁護士)、中川智晴候補(自営業)、マック赤坂候補(スマイル党総裁)、内藤久遠候補(元会社員)、金子博候補(元会社経営)、五十嵐政一候補(社団法人理事長)、酒向英一候補(元公務員)、松山親憲候補(元高校教諭)、根上隆候補(政治団体代表)が立候補している。

 都知事選は、特定の支持政党を持たない「無党派層」の行方が選挙結果を左右すると指摘されている。このため、候補者達は、人が集まる行楽地や繁華街などに繰り出したり、商店街を練り歩いたりし、それぞれのスタイルで支持を訴えた。

 都知事選は来月9日に投票が行われ、即日開票される。