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小笠原諸島の新島拡大でEEZが広がる?

2014年1月23日 21:17
小笠原諸島の新島拡大でEEZが広がる?

 昨年末、小笠原諸島の西之島と陸続きになった新島を23日昼過ぎ、日本テレビのカメラが撮影した。海上保安庁によると、日本の排他的経済水域(EEZ)が広がる所まで島が拡大しているという。

 小笠原諸島の西之島付近に新しい島が出現して2か月がたったが、23日も数分おきに爆発を繰り返しているのが確認できる。毎日流れ出す大量の溶岩によって、この2か月間で新島は急成長し、昨年末には元の西之島と陸続きとなったが、ひときわ濃い黒色の溶岩に覆われた新島部分が西之島の約1.5倍まで広がっていた。

 また、海上保安庁によると、西之島の西側に広がる日本のEEZが数平方キロメートル広がる所まで島が拡大しているという。

 撮影に同行した火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は、今後の活動の見通しについて、「もう少し(溶岩が)東にも西にも広がって、古い西之島の方に侵略してくるかもしれない。その上(西之島)を覆ってしまうことになるかもしれない」と話している。