去年１年間に全国で懲戒処分を受けた警察官や警察職員は３８９人で、依然として高い水準にあることが警察庁のまとめでわかった。

　警察庁によると、去年１年間に全国で懲戒処分を受けた警察官や警察職員は、前年から６９人減って、３８９人だったことがわかった。このうち免職は３５人で、停職が９９人、減給が１７８人、戒告は７７人だった。処分の理由では、異性関係の問題が１１２人と最も多く、窃盗や詐欺などが７３人、公文書の偽造や紛失などが４７人などとなっている。逮捕者は前年から７人減って８６人だった。

　警察庁では、処分者数は減少したものの依然として高い水準だとして、引き続き不祥事につながりにくい業務の仕組みを構築するなど、対策を進めていくという。