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JR北海道“データ改ざん”社員56人処分

2014年1月21日 17:38
JR北海道“データ改ざん”社員56人処分

 JR北海道は検査データの改ざん問題で、社内調査の結果を発表した。データの改ざんは、これまでに確認された9部署から33部署に増えたことが明らかにされ、JR北海道は社員56人に対し、解雇を含めた処分を行った。

 JR北海道が行った保線に関わる社員への聞き取り調査では、約800人のうち16%が「データの書き換えを行ったことがある」と回答し、データの改ざんは、全44か所のうち、これまで確認された9部署から33部署に増えたことが明らかになった。

 JR北海道・豊田誠常務「検査データに対する認識不足、軌道管理業務の不備および施工能力の低下といった現場実態を、本社が把握しておりませんでした」

 今回の調査結果を受けてJR北海道は、「大沼保線管理室」の社員2人を懲戒解雇。「函館保線所」の所長ら3人を諭旨解雇にするなど、社員56人を大量処分した。JR北海道では、コンプライアンス教育の強化や、検査内容の見直しをしていくという。