×

秘密保護法 与野党国会議員団が英国視察

2014年1月16日 16:54

 特定秘密保護法を巡り、国会に秘密指定の妥当性などをチェックする機関を設置する案が検討される中、与野党の国会議員団がイギリスを訪問し、議会の取り組みなどを視察した。

 視察を行ったのは、特定秘密保護法を審議した衆議院の国家安全保障委員会に所属する与野党の議員団。議員団は15日、情報機関の活動を監視するためイギリス議会に設置されている情報保安委員会を訪問した。

 視察した議員団によると、イギリス側からは、委員会は超党派の議員で構成され、野党議員も含めて首相の推薦で選ばれることや、原則として情報機関の持つ全ての情報にアクセスできること、また、委員には秘密の保持が厳しく求められることなどが説明されたという。

 団長を務める自民党の中谷元議員は会見で、「日本より数段進んでいる」「日本に合ったものを作る上で参考になった」と述べた。議員団は、この後アメリカを訪問し、議会などを視察する予定。