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今季一番の寒さ、寒波居座り都心でも雪?

2014年1月14日 20:07
今季一番の寒さ、寒波居座り都心でも雪?

 この冬、最も強い寒気の影響で、14日の各地は今季一番の寒さとなり、北日本では積雪が増えている。この強い寒気は今週末まで居座る見込みで、15日は東京都心でも雪が降る可能性がある。

 14日は全国的に寒い1日となり、全国の観測地点927のうち721地点で氷点下に、133地点で今シーズンの最低気温を記録した。

 奈良市内では14日朝、今シーズン最低となる氷点下3.7℃を記録した。また、大阪では今年初めてとなる氷点下を記録、今シーズン一番の冷え込みとなった。

 一方、北日本を中心とする範囲では雪が降り続き、青森市では15日から始まる新学期を前に除雪作業が行われていた。青森県酸ヶ湯では361センチの積雪を記録したほか、新潟県守門で241センチの積雪を記録した。

 この雪や寒さの原因となっているのは、北日本を中心に居座る寒気だ。先週中頃から、マイナス12度の強い寒気が北日本や北陸の上空に居座り続け、大雪や寒さをもたらしている。この強い寒気は、今週末まで居座り続けるとみられている。

 また、15日には関東でも雪の可能性がある。去年、関東地方に大雪をもたらした低気圧と、これから近づく低気圧のコースが似ているため、15日は都心などでも雪が予測されている。今後、低気圧は関東から離れたところを通過するため、今のところ、去年のような大雪になる可能性は低いとみられているが、雪が降った場合は路面が滑りやすくなるため、注意が必要。