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福島原発付近の常磐道、3年ぶりに再開通へ

2014年1月10日 15:07

 東日本大震災以降、通行止めとなっている常磐自動車道の一部区間について、国土交通省は、来月末をメドに通行が再開できる見通しになったことを明らかにした。

 通行再開の見通しとなったのは、常磐自動車道の常磐富岡IC~広野ICの区間。この区間のほとんどは福島第一原発の半径20キロ圏内にあり、東日本大震災以降、通行止めとなっているが、除染や復旧工事が進んだことから、来月末をメドに、3年ぶりに再開する見通しとなった。これにより、震災の影響による高速道路の通行止め区間はなくなる。

 また、震災当時建設中だった山元IC~相馬ICと南相馬IC~浪江ICは来年度中の開通が予定されているが、福島第一原発に近い浪江IC~常磐富岡ICは工事が再開されているものの、放射線量が高い区間もあり、開通の時期は未定となっている。