沖縄で購入の商品で異臭 15都府県に拡大
食品大手「マルハニチロ」の子会社が製造した冷凍食品に農薬が混入していた問題で、新たに沖縄県でも異臭がする商品が確認されたことがわかった。
この問題は、マルハニチロの子会社「アクリフーズ」の群馬県の工場で製造された冷凍食品から、高い濃度の農薬「マラチオン」が検出されたもの。マルハニチロは6日夜、新たに沖縄県で消費者が購入した「ミックスピザ」と秋田県で購入された「照り焼ソースの鶏マヨ!」から異臭を確認したと発表した。
マルハニチロによると、沖縄県での報告は初めてで、これで異臭がする商品が確認されたのは15都府県の23件に上った。
一方、4日時点での商品の回収率は全体の17%にとどまっており、マルハニチロは速やかに商品の回収を進めたいとしている。