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異臭食品、14都府県に広がる 農薬混入

2014年1月6日 12:27
異臭食品、14都府県に広がる 農薬混入

 年末に発覚したマルハニチロの子会社が製造した冷凍食品に、農薬が混入していた問題で、異臭がする商品が確認されたのは14都府県の21件に上ることがわかった。

 この問題は、マルハニチロの子会社「アクリフーズ」の群馬県の工場で製造された冷凍食品から、高い濃度の農薬「マラチオン」が検出されたもの。会社側は商品の回収を進めているが、福島県の消費者から「レンジミックスピザ2枚入り」から異臭がすると連絡があったという。これで異臭がする商品が確認されたのは14都府県の21件に上った。

 一方、会社側が設置した調査委員会は、4日から工場の全従業員約300人への聞き取り調査を始めており、6日も引き続き実施している。また群馬県警も、意図的に農薬が混入された疑いがあるとみて冷凍食品の製造・包装過程などを調べている。