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消防の出初め式 「加賀鳶梯子登り」を披露

2014年1月5日 15:18
消防の出初め式 「加賀鳶梯子登り」を披露

 石川県金沢市で5日、消防の出初め式が行われ、消防団員たちが伝統の「加賀鳶(とび)梯子(はしご)登り」などの技を披露した。

 金沢で、明治3年から続いているというこの消防出初め式。金沢城公園では5日、爽やか晴れ間が広がる中、市内49の消防分団から約1100人の団員たちが集まった。そして、伝統の「加賀鳶梯子登り」では、「木遣(や)りくずし」の歌に合わせて27の技が披露された。このはしご登りは、江戸時代、火消しが高いはしごに登り、火事の状況や風向きを確かめたことが始まりという。

 会場ではこの後、下帯姿となった団員たちが大勢の観衆が見守る中、一斉に放水を行い、火消しの心意気を示していた。