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良き未来築くため力を…天皇陛下が新年感想

2014年1月1日 5:00
良き未来築くため力を…天皇陛下が新年感想

 天皇陛下は、新年にあたっての感想を文書で寄せられた。

 天皇陛下は冒頭、東日本大震災の被災者について触れ、「改めて深く案じられます」と述べられた。その上で「国民皆が苦しい人々の荷を少しでも分かち持つ気持ちを失わず」「世界の人々とも相携え、平和を求め、良き未来を築くために力を尽くしていくよう願っています」と述べられた。

 また、天皇・皇后両陛下は新年にあたって、去年、印象に残ったできごとを詠んだ歌を8首公表された。そのうちの1首で、天皇陛下は、去年、初めて訪問した熊本・水俣市で話を聞いた水俣病患者に心を寄せ、「患ひの 元知れずして 病みをりし 人らの苦しみ いかばかりなりし」と詠まれている。

 1日は、皇居・宮殿で新年の祝賀行事が行われる。