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警察施設襲撃、8月から計画~新華社通信

2013年12月31日 17:41

 中国・新疆ウイグル自治区で30日、武装グループが警察施設を襲撃し、8人が死亡した事件で、国営・新華社通信は「武装グループは8月から暴力テロ活動を計画し始めた」と伝えた。

 この事件は30日早朝、新疆ウイグル自治区のカシュガル地区で9人組の武装グループが警察施設を襲撃したもので、警察は8人を射殺、1人を逮捕した。新華社通信が警察の調べとして伝えたところによると、9人はウイグル族とみられ、8月に暴力テログループを結成。資金を集めて爆発装置の製造や実験を行い、計画的に襲撃を行ったという。警察は、現場から爆発物25個や、自家製のナタ9本を押収したとしている。

 10月に北京の天安門前にウイグル族の男が運転する車が突っ込んで炎上した事件以降、カシュガル地区では民族的な対立とみられる衝突事件が相次いでおり、公表されているだけでもこれで3件目となる。