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正月料理・鯉の甘煮づくりがピーク 米沢市

2013年12月31日 13:30
正月料理・鯉の甘煮づくりがピーク 米沢市

 山形・米沢市のコイ料理店では、置賜地方の正月料理「鯉の甘煮(うまに)」づくりが、ピークを迎えている。

 鯉の甘煮は江戸時代、米沢藩主・上杉鷹山が冬の間に不足するタンパク質をとるためコイの養殖を薦めたことから、置賜地方の正月料理として定着したと言われる。

 米沢市内のコイ料理店では、早朝から40人の従業員が総出で、養殖されたコイの切り身をしょう油や酒などを混ぜたタレで煮こむ、甘煮づくりが盛んに行われていた。

 鯉の甘煮は、31日の一日だけで6000切れがつくられ、「年越しそば」の代わりとして食べる他、元日に「おせち」とともに食卓に並ぶ。