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製造工程上で農薬混入の可能性低い~群馬県

2013年12月31日 0:05
製造工程上で農薬混入の可能性低い~群馬県

 大手食品会社「マルハニチロ」の子会社の工場で生産された冷凍食品の一部から農薬「マラチオン」が検出された問題で、群馬県は30日、工場の立ち入り調査を行い、通常の製造工程上で混入した可能性は低いと発表した。

 群馬県が立ち入り調査を行ったのは、マルハニチロの子会社「アクリフーズ」の群馬工場で、館林保健福祉事務所の担当者が約4時間にわたって冷凍食品の製造過程などをチェックしたという。

 群馬県は30日夜に開いた記者会見で、調査の結果、工場内でマラチオンは使用されておらず、冷凍食品の汚染の程度にばらつきがあることなどから、通常の製造工程上で混入した可能性は低いと発表した。

 マルハニチロは、農薬が混入した原因を調査するとともに、警察にも相談しているという。