ＯＰＣＷ（＝化学兵器禁止機関）は２８日、「内戦が続くシリアから、毒性の強い化学兵器を予定通り年内に国外に運び出すのは不可能」との声明を発表した。

　ＯＰＣＷは、サリンの原料などを地中海の船の上で処理する計画だが、声明では「治安上の懸念や悪天候などで搬出が妨げられている」として、アサド政権に対し、安全確保に協力するよう求めている。