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青果市場を爆撃、25人死亡 シリア

2013年12月29日 15:47

 内戦が続くシリア北部のアレッポで28日、青果市場が爆撃をうけ、子供を含む25人が死亡した。

 シリア反体制派の「人権監視団」によると、アサド政権側が28日、アレッポ市内の青果市場を爆撃した。この爆撃で、子供4人を含む少なくとも25人が死亡、近くにあった病院の建物の一部も崩れたという。爆撃には、火薬を詰めこんだ殺傷能力の高い「たる爆弾」が使われたとみられている。

 シリア情勢をめぐっては、来年1月に和平会議が開かれる予定で、アサド政権側と反体制派が出席する意向を示している。一方で政権側は、アレッポ周辺の反体制派支配地域への攻勢を強めていて、欧米の人権団体などから批判の声が高まっている。