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日本三名鐘「三井の晩鐘」すす払い 大津市

2013年12月29日 8:35
日本三名鐘「三井の晩鐘」すす払い 大津市

 28日、滋賀県大津市の三井寺では、近江八景の一つ「三井の晩鐘」で知られる鐘のすす払いが行われた。

 すす払いは午前10時から始まり、たすき掛けをした3人の僧侶が笹の葉が付いた竹ほうきを使い汚れを払い落としていった。

 近江八景の一つ「三井の晩鐘」として知られるこの鐘は、約400年前に作られ、その音色の良さは平等院や神護寺とともに日本三名鐘の一つに数えられている。

 時折小雪の舞う中、僧侶たちは重さ約2トンの鐘に積もった1年間のほこりを払い落とし、鐘楼の周りにはしめ縄やちょうちんも飾りつけられ、輝きがよみがえった鐘は美しい音色を響かせて新年を迎える。