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どの内閣より沖縄への思い強い~仲井真知事

2013年12月28日 8:13
どの内閣より沖縄への思い強い~仲井真知事

 アメリカ軍普天間基地を移設するため政府が名護市辺野古の海の埋め立てを申請したことに対し、沖縄県の仲井真知事は27日、埋め立てを承認した。

 仲井真知事「基準に適合していると判断をし、承認することと致しました。何が我々にとって一番重要かというと、宜野湾市の街の真ん中にある危険な飛行場を、一日も早く街の外に出そうということですから、どうかみなさんこれをご理解していただきたい」

 仲井真知事は承認にあたり、安倍政権が沖縄振興予算で手厚い配慮をしたことに加え、辺野古への移設が完了するまでの間、普天間基地の危険性を取り除く努力をすると表明したことなどを評価した。

 仲井真知事「安倍内閣の沖縄に対する思いが、どの内閣にも増して強いと感じた」

 一方、これまで掲げてきた県外移設の公約と矛盾するのではないかとの質問には、「公約を変えたつもりはありません。変えていませんから説明する理由がありません」と答えた。

 27日は県庁周辺に、朝から知事の承認に抗議する市民が詰めかけ、昼すぎには、県庁のロビーが市民で埋め尽くされた。

 政府は埋め立てに向けて来年にも作業を始めるが、野党多数の県議会の動きや、来年1月の名護市長選挙の結果も、今後の移設作業を左右することになりそうだ。