２６日に安倍首相が東京・九段の靖国神社を参拝したことについて、反発している中国や韓国。２７日の新聞各紙は１面で批判記事を掲載している。中国では各紙が「中国政府が安倍首相の靖国参拝に強く抗議した」と１面で伝えている。

　また、中国共産党機関紙系の「環球時報」は社説で、安倍首相を「中国が歓迎しない人間のブラックリストに」との見出しで、「靖国問題で悪質な言動を取った政治家を、５年以内の中国訪問禁止にすべきだ」と主張している。

　一方、中国を訪れていた超党派の国会議員団は、２６日午後以降、中国側との会談がほぼキャンセルされ、日程を早めて２７日朝、帰国の途に就いた。

　小渕優子議員は「当初の目的が十分に達成できなかったので、そういう面で大変残念に思っています」と述べた上で、「どんな状況でも会いたかった」と、無念さをにじませていた。