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11月の有効求人倍率1倍 6年1か月ぶり

2013年12月27日 15:10
11月の有効求人倍率1倍 6年1か月ぶり

 厚生労働省が発表した11月の有効求人倍率は、1.00倍と6年1か月ぶりに1倍に届き、求人の件数が求職者の数に追いついた。

 厚生労働省によると、仕事を求める人1人に対して企業からの求人がどれだけあるかを示す「有効求人倍率」は、11月は、10月より0.02ポイント改善し、1.00倍となった。1倍に届いたのは2007年10月の1.01倍以来、6年1か月ぶり。

 円安で自動車製造業が好調なほか、消費税増税前の駆け込み需要でほかの製造業の求人も増えていることなどが背景にあるとみられる。

 厚労省は、「雇用情勢は、一部で厳しさがみられるものの、改善が進んでいる」と分析している。