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安倍首相の靖国参拝、米国の反応

2013年12月26日 18:45

 26日、安倍首相が靖国神社を参拝したことについて、アメリカ政府は、「失望している」と、これまでにない強い表現で参拝を批判した。

 在日アメリカ大使館は声明を発表し、「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動をとったことに、アメリカ政府は失望している」と、これまでにない強い表現で批判した。そして、近隣諸国の反発を和らげ、関係を改善するために具体的な言動をとるよう、安倍首相に促している。

 アメリカ政府はこれまで、安倍首相が中国や韓国との摩擦を生じる行動を避けてきたことを評価していた。しかし、今回の声明では、中国や韓国の立場を尊重する姿勢を明確にしており、アジアの安定を求めるアメリカがいらだちをあらわにしたものと言えそうだ。