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“汚染水”タンクの堰から相次ぎ水漏れ

2013年12月23日 11:57
“汚染水”タンクの堰から相次ぎ水漏れ

 21日から22日にかけて、福島第一原発の汚染水をためる地上タンクを囲む堰から相次いで水漏れが見つかった。堰の構造に問題がある可能性があり、東京電力が対応を検討している。

 水漏れが見つかったのは、汚染水をためるタンクを囲む堰で、21日、約1.6トンが堰の基礎部分のつなぎ目から漏れ出した。東京電力は、土のうを積むなどの対策をとったが、22日は、新たに3か所で堰のヒビ割れ部分などから合わせて1.8トンが漏れているのが見つかった。

 漏れたのは雨水とみられ、放射性物質ストロンチウム90の濃度が排出基準の19倍ほどだった。海への直接の流出はないという。構造上の欠陥を抱えている可能性があり、東京電力が対応を検討している。