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取材中に殺害された記者71人 報告書

2013年12月19日 9:55

 報道の自由を擁護するNGO団体「国境なき記者団」が18日に年間報告書を発表した。

 報告書によると、今年、取材中に殺害された記者は71人にのぼった。これは、過去最多となった去年の88人と比べると減少しているが、取材中に拉致された記者は87人と、去年と比べて大幅に増えている。内戦が長期化している中東シリアでは10人の記者が殺害され、49人が拉致されたという。

 一方、179の国と地域の「報道の自由度ランキング」も発表され、去年22位だった日本は53位に下落した。報告書では「福島第一原発に関連した情報についての透明性が欠如している」と指摘し、警戒を促した。