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“食物アレルギー”小中高生約20人に1人

2013年12月16日 16:20
“食物アレルギー”小中高生約20人に1人

 全国の小中高生の約20人に1人が、卵や牛乳などの食物にアレルギーがあることが文部科学省の調査でわかった。

 去年12月、東京・調布市の小学校で食物アレルギーを持つ女子児童が給食を食べ、死亡した事故を受け、文科省は食物アレルギーについて全国調査を行った。

 それによると、公立の小・中・高校に通う食物アレルギーがある児童・生徒は約20人に1人にあたる45万3962人で、9年前の調査に比べ1.4倍に増えている。また、約5万人が「アナフィラキシー」と呼ばれるアレルギー症状を起こしたことがあるという。

 文科省では、今回の調査を有識者会議で議論し、今年度中に学校内での食物アレルギー事故の再発防止策をまとめる方針。