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TPP会合 重要5項目で日米平行線のまま

2013年12月9日 23:02
TPP会合 重要5項目で日米平行線のまま

 シンガポールで行われているTPP(=環太平洋経済連携協定)の閣僚会合は10日が最終日だが、日本とアメリカの農業重要5項目をめぐる協議は、依然、平行線をたどっている。

 日本とアメリカは9日、コメなどの重要5項目について3回目の2国間交渉を行った。しかし、関税撤廃の主張を繰り返すアメリカと、「聖域」を維持したい日本との間の溝は埋まらなかった。10日の最終日までに日米が妥協点を見いだすことが出来るのか注目される。

 一方、並行して行われた12か国の全体会合では、難航している知的財産や投資などの分野で協議が行われたが、こちらも各国の間に意見の隔たりがあり、意見が集約できるか不透明な状況。