きょうからTPP閣僚会合 シンガポール
7日からシンガポールでTPP(=環太平洋経済連携協定)の閣僚会合が始まる。年内妥結に向けて交渉は正念場となる。
閣僚会合は7日午後に正式に始まるが、午前中も各国はそれぞれが独自の交渉を行っていて、年内妥結に向け交渉は熱気を帯びている。
西村副大臣「甘利さんのそばにいて学んだ事、私自身もこれまでやってきた事、すべて集大成して、ぜひ交渉に臨みたい」
今回の会合には、病気療養中の甘利経済再生担当相に代わり、内閣府の西村副大臣が出席している。西村副大臣は、8日には交渉を主導するアメリカのフロマン通商代表と2国間協議を行うが、アメリカは、日本が守りたいコメなどの重要5項目についても、関税を撤廃するよう強く求めており、交渉は厳しいものとなるとみられる。
関税交渉以外でも知的財産や国有企業の規制などで各国の隔たりは大きく、年内妥結に向けてどこまで各国が歩み寄れるのかが焦点となる。