７日からシンガポールでＴＰＰ（＝環太平洋経済連携協定）の閣僚会合が始まる。今回のＴＰＰ閣僚会合には、病気療養中の甘利経済再生担当相に代わり、内閣府の西村副大臣が出席する。

　西村副大臣「年内妥結を目指してやりたいと思う。まずは日米で道筋をつけることが大事」

　西村副大臣は、７日午後に行われる全体会合の前に、まず、アメリカのフロマン通商代表と会談し、２国間での協議を行う予定。しかし、アメリカはコメなどの重要５項目についても関税を撤廃するよう日本に強く求めており、交渉は厳しいものとなりそうだ。

　また、知的財産などの分野でも各国の隔たりは大きく、年内妥結に向けて、どこまで各国が歩み寄れるのかが焦点となる。