上海のPM2.5、日本環境基準の17倍に
深刻な大気汚染が続く中国の上海では、PM2.5が日本の基準値の17倍を超え、汚染状況は過去最悪となっている。
上海では6日午後、PM2.5が1立方メートルあたり、602.3マイクログラムと日本の環境基準の17倍を超える観測史上最悪の濃度となった。汚染レベルも6段階中最悪の「深刻な汚染」となり、上海市政府は小中学校の屋外活動を禁止したほか、一部の工場で生産を縮小するなど対策をとっている。
また、上海の浦東国際空港では視界の悪化で一時、離着陸が出来ない状態となるなど6日は遅延や欠航が相次いでいる。