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米副大統領、中国主席に「懸念」伝える

2013年12月5日 0:56

 中国が一方的に設定した「防空識別圏」について3日、安倍首相と「黙認しない」との認識で一致したアメリカのバイデン副大統領は4日、中国で習近平国家主席と会談した。習主席は、防空識別圏の設定について、原則的な立場を述べたという。

 習主席「未来を展望しながら、新しい大国関係の構築という正しい方向を共に維持し、互いの核心的利益と重大な懸念を尊重したい」

 バイデン副大統領「最初から私が感銘を受けたのは、この新しい関係を発展させることに、あなたが率直で建設的であることです」

 中国中央テレビによると、習主席は、防空識別圏の設定について、原則的な立場を改めて述べたという。一方、バイデン副大統領は、「一方的に現状を変えようとする試み」に懸念を伝えたものとみられるが、詳しい内容はわかっていない。

 アメリカ側の情報によると、バイデン副大統領と習近平国家主席との会談は、当初、45分間の予定だったが、2時間にも及んだという。