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米・バイデン副大統領、習国家主席と会談へ

2013年12月4日 16:51

 アメリカのバイデン副大統領は、4日から中国を訪問している。夕方には習近平国家主席らと会談する予定で、中国が設定した「防空識別圏」について、どの程度強い調子で懸念を伝えるかが注目される。

 バイデン副大統領は日本時間4日午後1時過ぎ、北京の空港に到着した。3日の安倍首相との会談でバイデン副大統領は、「中国の行動が地域の緊張を高め、事故や誤算のリスクを高めている」と述べ、日米は「東シナ海の現状を力で一方的に変更しようとする試みは黙認しない」という認識で一致した。

 バイデン副大統領は4日夕方、習近平国家主席と会談する予定で、日米の会談を受けて、どの程度強い調子で懸念を伝えるかが焦点となる。

 一方、中国側は防空識別圏の問題が米中関係全体に影響を及ぼすことを避けたい考えで、対応が注目される。