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PM2.5 上海で“最悪レベル”を観測

2013年12月3日 19:18

 深刻な大気汚染が続く中国の上海で2日、観測開始以来、初めて6段階評価で最悪の「深刻な汚染」となり、屋外活動を制限する警報が発表された。

 上海では2日、汚染物質、PM2.5が1立方メートルあたり299.6マイクログラムと、日本の環境基準の8倍を超える数値を観測した。地元メディアによると、去年11月の観測開始以来、初めて6段階で最悪の「深刻な汚染」となり、屋外活動を制限する警報が初めて出された。

 3日も、1立方メートルあたり177.5マイクログラムと、空気の悪い状態が続いており、市民からは、「家から出られない。大気汚染で出られなくなった」「この前犬と散歩していたら、鼻が痛くて呼吸困難になりました」などの声も。

 また、黒龍江省ハルビンでは、PM2.5が1立方メートルあたり674マイクログラムを観測。中国中央テレビによると、視界が悪いため、一時的に航空機が離着陸できない事態となるなど、各地で深刻な状態が続いている。