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TPP 関税維持訴え、農業団体などが集会

2013年12月3日 17:59
TPP 関税維持訴え、農業団体などが集会

 TPP(=環太平洋経済連携協定)の交渉をめぐり、シンガポールで行われる閣僚会合を前に、農業団体などが集会を開き、コメなどの重要5項目の関税を守ることなどを求めた。

 3日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれた「TPP決議の実現を求める国民集会」には、JA全中(=全国農業協同組合中央会)などの農業団体や、消費者団体の関係者約3500人が集まった。

 参加者らは、今月7日からシンガポールで行われるTPP閣僚会合を前に、政府に対して重要5項目の関税を守ることなどを主張している。これに対し、出席した自由民主党・石破幹事長は、「重要5項目の関税は撤廃せず、それを守れなければ脱退も辞さない思いで交渉に臨む」と述べた。

 その後、参加者らは国会周辺をデモ行進し、国民への十分な情報提供などについても訴えた。