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地デジ放送開始から10年 記念式典が開催

2013年12月1日 22:55
地デジ放送開始から10年 記念式典が開催

 地上波デジタル放送が始まってから1日で10年。これを記念するイベントが東京・港区で開かれた。

 記念式典は各テレビ局や総務省、テレビ・メーカーなどから関係者が出席して行われ、次世代放送推進フォーラムの須藤修理事長が「この10年間で日本のほぼ全ての家庭のテレビをデジタルに置き換えられた」と挨拶した。ただ、電波が届きにくいことなどから、地上波デジタル放送を衛星放送やケーブルテレビを通じ見ている世帯が全国で推定166万世帯あるため、問題の解消を急ぐ方針を確認した。

 一方、東京・渋谷区で行われた記念展示会では「未来を見よう 進化するテレビ」と題して、メーカー各社の4Kテレビモニターやテレビ局各社の新たな取り組みが紹介された。今のハイビジョンよりも画素数が4倍多い4Kテレビについて、総務省は来年、衛星波を使っての試験放送を始め、2016年には本放送を目指すロードマップを示している。