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米国で年末商戦本格化 変化の兆しも

2013年11月30日 7:55
米国で年末商戦本格化 変化の兆しも

 感謝祭を終えたアメリカで、年末商戦が本格的に始まった。変化の兆しも出てきている。

 アメリカでは、感謝祭明けの金曜日から年末商戦がスタートする。売り上げが一年で最も伸びることから「黒字の金曜日(=ブラックフライデー)」と呼ばれている。

 ある店の目玉商品は、タブレット端末「アイパッドエア」が実質1万円引き。さらに、50インチの大型テレビが約2万3000円と大幅値引きされている。

 回復しつつあるアメリカ経済だが、この20年間で富裕層の世帯所得が大きく伸びる一方で、全体の40%を占める所得の低い層は横ばいで、格差は広がるばかり。収入が伸び悩む層の消費を盛り上げ、インターネット販売に対抗するため小売り各社はセールの開始時間を早めるなど、変化の波が押し寄せている。