東京ガスは２９日、ガス漏れの箇所を放置した上に修理を行ったように装った不正が新たに１２件見つかったと発表した。

　東京ガスによると、新たに見つかった不正は東京都町田市や神奈川県横浜市などでの工事合わせて１２件。先月、神奈川県鎌倉市などで見つかった８件の不正と同じく、ガス漏れの場所が特定できず、修理をせずに放置した上に、修理をしたと偽装していたという。

　東京ガスによると、工事を請け負った会社がガス漏れ箇所の特定に時間がかかり、工事が長引いても工事費用を増やしてもらえないと思い込んでいたことなどが不正につながったとしている。

　東京ガスは、業務のチェック体制を見直すなど再発防止策を講じる方針。