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「震災遺構」保存に2億2000万円交付

2013年11月29日 13:36
「震災遺構」保存に2億2000万円交付

 東日本大震災で被災した建物などの「震災遺構」を保存するため、復興庁は29日に初めて、岩手・宮古市などに計2億2000万円を交付することを発表した。

 国による支援対象の第1号となったのは、宮古市の「たろう観光ホテル」。宮古市は、防災意識の向上と田老地区の復興まちづくりに活用するため、「たろう観光ホテル」の保存費用の一部負担を国に申請していた。復興庁は29日、保存のために必用な工事費として約2億円を交付すると発表した。

 また、宮城・山元町は避難者全員が生存した「中浜小学校」を震災遺構として保存することを計画しており、復興庁はその調査費として約1000万円を交付することにしている。