２５日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は過去最高値を更新し、ナスダック総合指数は一時、約１３年ぶりの大台突破となった。

　過去最高値の更新が続くダウ平均株価は、週が明けても好調に推移した。このところの経済指標が好調なことに加え、イランの核協議をめぐる合意も中東情勢の安定化に向けて買いの材料になり、一時、１万６１００ドル台を突破した。利益確定の売りなどがあったが、終値は前週末比７ドル７７セント高の１万６０７２ドル５４セントと過去最高値を３営業日連続で更新した。

　また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、１３年２か月ぶりに一時、４０００の大台を回復した。結局、同２．９２ポイント高３９９４．５７で取引を終えているが、アメリカがＩＴブームに沸いた２０００年の時期の水準にまで回復したことになる。