燃料入れた容器まもなく移送 福島第一原発
福島第一原発4号機の使用済み燃料プールから取り出された燃料を入れた容器が21日、4号機から別の施設に移送される。
21日午前11時半現在の福島第一原発4号機の上空からの映像では、燃料を移送するとみられるトレーラーが待機している。
4号機の使用済み燃料プールから取り出された22本の燃料は、19日までに「キャスク」と呼ばれる専用の容器に納められ、20日、容器の除染作業などが行われた。
21日は、地上30メートルの建屋5階から1階までキャスクをつり下ろす作業が行われ、まもなく、トレーラーに積み込まれて、約100メートル離れた共用プールに移送される。地上にある共用プールでは、より安定した状態で長期間、燃料を保管できるという。
東京電力は今後、こうした作業を約70回繰り返し、来年末までに1533本全ての燃料の取り出しと移送を終える予定。