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自衛隊、レイテ島に初の大規模支援物資空輸

2013年11月20日 21:20

 台風で被災したフィリピンで支援活動を行っている自衛隊は20日、甚大な被害を受けたレイテ島のタクロバンに初めて、大規模な支援物資を空輸した。

 航空自衛隊の輸送機2機は20日、首都・マニラなどからレイテ島のタクロバンに、燃料約10トンや浄水装置など支援物資を空輸した。タクロバンでは、700人近くが死亡するなど甚大な被害が出ていて、自衛隊が支援物資の大規模な空輸を行うのはこれが初めて。

 また、輸送機は、被災者約70人を乗せ、マニラに戻った。

 早ければ22日にも1000人近い緊急援助隊員を乗せた艦船3隻がフィリピン沖に到着し、過去最大規模の支援活動を展開する予定。

 台風30号による死者は4011人となり、依然、日本人11人の安否が分かっていない。