北に拉致問題解決など要求 国連委が採択
アメリカ・ニューヨークで開かれている国連の人権に関する委員会で19日、北朝鮮に対し拉致問題の解決などを求める決議が採択された。
この決議は、北朝鮮に対し、拉致被害者の即時帰国などを強く要求するとともに、拷問や公開処刑など北朝鮮による人権弾圧に対し強い懸念を示すもの。
決議は日本などが主導し、19日、国連の委員会で採択された。国連は今年3月、北朝鮮の人権問題に関する調査委員会を設立したが、決議では、北朝鮮がこの委員会による調査への協力を一切拒んでいることも非難している。
日本政府としては、今回の決議によって北朝鮮に対する国際的な圧力を強めたい狙いがある。