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経緯調査を…“指導死”遺族が要望書提出

2013年11月18日 19:42
経緯調査を…“指導死”遺族が要望書提出

 教師の指導がきっかけで子供を自殺で亡くした親たちが18日、自殺に追い込まれた経緯などを調査するよう、文部科学省に要望書を提出した。

 要望書を提出したのは、教師の指導をきっかけに子供が自殺をした、「指導死」親の会のメンバー。要望書では、いじめ防止対策推進法の対象に指導死も含まれるかどうかの確認を求めたが、文部科学省は、あくまでいじめが対象だとした上で、自殺があった場合は、背景を調査するよう教育委員会などに通知していて、指導死もその対象に含まれると回答したという。

 当時13歳の息子が自殺した遺族「(教師が)良かれと思っている生徒指導で、子どもの命を失うことが起きるのか、ぜひ研究していただきたい」

 親の会によると、指導死は指導中に一人きりになった隙に自殺するなど一定のパターンがあるということで、親の会は、指導死に至る経緯を調査し、学校に注意喚起するよう、文部科学省に求めている。