×

複数の時限式爆弾を連続で爆発させたか

2013年11月7日 12:49

 中国・山西省の共産党委員会ビル周辺で6日に起きた爆発事件は、地中に埋められた時限式の爆弾を少なくとも9か所で連続して爆発させた計画的な犯行とみられ、警察が捜査を進めている。

 山西省太原の共産党委員会のビル周辺で起きた爆発では、1人が死亡、8人がケガをしている。現場周辺は7日朝も規制線が張られ、多くの警察官が警戒にあたっていた。

 現場周辺には、ビルを囲むように少なくとも9か所に爆発の痕跡が残っていた。また、植え込みのブロックが壊れ、土が深くえぐれている場所もあり、時限式の爆弾を目立たないよう土に埋め込むなどして爆発させた可能性もある。

 日刊紙「第一財経日報」は、警察が党委員会のビル周辺に最近設置された監視カメラの映像を分析した結果、容疑者が事前に爆弾を仕掛けて、黒い車に乗って逃げたことを把握していると伝えた。

 警察は、周到に計画された犯行とみて捜査している。