×

“虚偽表示”近鉄旅館システムズ社長辞任へ

2013年11月6日 10:47
“虚偽表示”近鉄旅館システムズ社長辞任へ

 奈良市の旅館がオーストラリア産成型肉を「和牛」として提供するなどしていた虚偽表示問題で、旅館を運営する近鉄グループ会社の社長が、辞任する方向で調整していることがわかった。

 近鉄グループが運営する奈良市川上町の「奈良 万葉若草の宿 三笠」では、子ども向けの御膳などで「和牛ステーキ」と表示しながらオーストラリア産の成型肉を使用するなど、計10品で虚偽表示が発覚している。

 旅館を運営する近鉄旅館システムズの北田宣之社長は、当初の会見で、料理長のミス、認識不足などと説明していたが、その後の調査で、異なる食材を使用していたことを料理人が認識していたことなどがわかっている。これを受けて北田社長は、一連の問題の責任を取り、辞任する方向で調整しているという。近鉄旅館システムズは近く会見を開き、北田社長が自ら進退について説明する見通し。