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日産、13年度業績見通しを大幅下方修正

2013年11月2日 1:48
日産、13年度業績見通しを大幅下方修正

 日産自動車は、今年度の業績の見通しを下方修正するとともに、新たな役員体制を発表した。

 急きょ日程を前倒しして開かれた1日の決算会見では、カルロス・ゴーン社長が登壇し、業績の見通しと役員体制の変更を発表した。2013年度の業績見通しについて、営業利益を6100億円から4900億円へと大幅に下方修正した。ロシアなどの新興国やヨーロッパでの販売の不調などが要因。

 また、同時に発表された新たな役員体制では志賀俊之COO(=最高執行責任者)が副会長に就任するとともに、COOの職務はなくなり、西川廣人副社長ら3人が業務を引き継ぐことになった。西川副社長は、実質ナンバー2の役員と位置付けられており、次期社長候補ともみられている。

 ゴーン社長は今回の人事について、「業績不振を受けた懲罰的なものではなく若返りを図るためだ」と強調した。