独首相の携帯傍受問題 米独政府高官が協議
アメリカの情報機関がドイツ・メルケル首相の携帯電話を傍受していたとされる問題をめぐり、ドイツの政府高官は30日、ホワイトハウスを訪れ、アメリカ政府高官と協議した。
アメリカ国家安全保障会議(=NSC)の報道官によると、会談では機密情報の収集活動についてアメリカ、ドイツ両国がそれぞれの主張を述べ、今後の協調態勢構築について協議したという。両国はさらに、ハイレベルの意見交換を続けることで一致したという。
オバマ大統領はメルケル首相の携帯電話を盗聴していたと報じられたことを受けて、アメリカの機密情報収集方法の見直しを指示しており、こうした意見交換とあわせて同盟国の懸念払拭に努めたい考え。