政府の教育再生実行会議は３１日、１点刻みの大学入試センター試験にかえて、成績を段階別に評価する新たな「達成度テスト」の導入を提言した。

　教育再生実行会議は、１点刻みの大学入試では必要な知識が身についているか確認する機能が十分ではないと指摘、新たに「基礎レベル」と「発展レベル」の２つのレベルからなる「達成度テスト」の導入を提言した。

　このうち「発展レベル」は、大学入試センター試験のかわりとなり、在学中に複数回の受験が可能で、成績は現在の１点刻みから段階別の評価に変えるとしている。

　テストは現在の高校生は対象とせず、今後、テストの制度設計や回数などについて文部科学省の中央教育審議会で検討が行われる。