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「事実と異なる報告」、みずほ銀を再調査へ

2013年10月31日 12:13

 金融庁は、みずほ銀行が暴力団組員らへの融資問題で事実と異なる報告をしていたことについて、来月、追加の立ち入り検査を行う方針を決めた。

 暴力団組員らへの融資問題では、みずほ銀行が金融庁に対し「頭取には報告が上がっていなかった」と事実と異なる報告をしていた。これに関し、みずほ銀行が確認を怠ったことによるものと説明していることについて、金融庁は追加の立ち入り検査を行い、検証を行うことを決めた。

 金融庁は来月5日から、みずほ銀行を含む3メガバンクに対しコンプライアンスや中小企業への融資など課題ごとの検査を行うが、みずほ銀行にはこれとは別に検査官を配置し、検証を行う。

 金融庁はみずほ銀行への立ち入り検査で、暴力団組員らへの融資を放置した経営トップの責任や、事実と異なる報告が行われた原因などを再度調べ、追加の行政処分が必要か検討する方針。